こんにちは、リボーンダイバーズのイソタクです
はやくも水無月を迎えた2026年
所属の潜水指導団体「PADI」が60周年を迎えました
60年という節目はウルトラマンや笑点など長く愛されてきた存在にも共通しています
時代が移り変わっても残り続けるものにはやはり特別な力があるのだと感じています
一方で、学生時代に暇さえあれば通っていた渋谷のハンズ(前身は東急ハンズ)はまもなく姿を消し
当時熱狂的に応援した西武ライオンズの黄金期を支えた池袋西武も、栄枯盛衰の歴史を歩んでいます
ダイビングの世界でも、80年代に業界を牽引した吉祥寺の「リーフダイビングスクール」
恵比寿の「ヴィゴラスダイビング」はすでに消失しました
“REEF”の出身であるわたしにとって21世紀の始まりとともに姿を消した寂しさは忘れられません
しかし、他の追随を許さなかった存在から得られた貴重な経験は今もわたしの中に息づいています
当時の先輩インストラクターといえば優れた英知を備えた個性派キャラクター揃いだったのです
閑散期となるパラオの「スプラッシュ」から現れた助っ人インストラクターの衝撃も忘れられない
場所は消えても、経験は消えない
そのことを年齢を重ねれば重ねるほど実感します
気がつけばPADIの60年のうち38年間をメンバーとして過ごしてきました
20歳の頃からただ夢中で海に潜り続けてきた時間
あの頃の自分はここまで続けるとは思っていなかったかもしれません
同期の中には減圧症を患い数年間の闘病の末に息を引き取った方もいます
ダイビングという特殊性から、続けたくても続けられなくなった方も多く
この歳になっても五体満足でいられることに心より深謝の念を抱いています
学生の頃からインストラクターをしていたわたしは当時小平市にしかなかったPADIカレッジに
北海道から沖縄まで全国のインストラクターが集まる環境に度々身を置いていました
彼らの情熱や技術に触れることは未熟だった自分にとって大きな刺激でしたし
仲間が海で活躍する姿を常に見ることができたことは心強く励みになりました
いま思えば、そうした日々がわたしの人生の大きな軸になっていたのだと思います
就職活動さえもせずに没頭できるものに出会えたことは何よりの幸運でした(と思うしかない笑)
ダイビングはルールを誤れば命取りになる厳しさを持ちながら
シニアになっても続けられる地球という壮大なステージを舞台にした“遊び”です
大人になってもこんなスケールの大きな遊び心を持ち続けられる
それはとても素敵なことだと思うのです
そしてこの非日常の世界をこれからも楽しみ続けるためにはやはり心と体を整えることが欠かせません
スキンダイビングやランニングで心肺機能を高めるのもいい
筋トレで体力を維持するのもいい
どんな形であれ生涯“遊べる”体づくりを強く推奨したいのです
ちょうどこのタイミングでわたしも還暦を迎えますが
同級生には病気や治療と向き合いながら日常を送る人もいます
インストラクターとしてはこれらを怠ってきた人が生き残れるほど甘い世界ではありません
海は準備した分だけ応えてくれる場所です
だからこそ、日常の中で体を整え非日常の世界を思い切りサポートできる自分でありたい
そんな思いをこれからも大切にしていきます
最後になりますがもしこのブログを読んでくださっている方の中に
『リーフやヴィゴラス、懐かしいなあ…』と感じてくださるダイバーがいらっしゃるのなら——
そんな方とはぜひ海で再会したいものです
同じ時代を潜り
同じ海を愛してきた仲間と
また笑顔で会える日を楽しみにしています
特設サイトには日本初のCDTCの記念写真も掲載されています
先輩方の若々しい姿がほんとうについ最近のようでなりません
PADI 60周年 — 1966年から続く挑戦と進化の物語


